営業のごあんない2
間があいてしまいましたが、通常営業に戻っております。
お世話になっている方、よりお世話になりました。
もりもりがんがりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
相変わらず時差7時間サマータイム時8時間のヨーロッパ時間で生きていて、
渡欧した時に時差ぼけというものがまったく起きませんでした。
というより毎日が時差ぼけインジャパンであります。
勝手にそんなこと言ってるわたしはいいですが、連絡を取り合うお客様にとっては不便極まりないですね。
申し訳ございません。
相変わらず主たる連絡手段はメールで、時差を経てご連絡を取る形になっていますが、
昨今は迷惑メールが「迷惑っているレベルじゃねーぞ!」という状態で
これはもはや、社会インフラとしてのメールの信頼度が著しく低下しているということであり、
わたしとしては死活問題であります。てゆかスパム業者やめれ。
わたしは相変わらずお弟子さんをお願いせずにひとりでやっておりますもので、
出来る事に限りがありありであります。
物理的な作業量も制限されますし、判断できる範囲も限られています。
そこでわたしが最も重要と考えるのは「客観性の維持(というか死守)」なんです。
わたしが主に携わっている書籍やWEBサイト、広告媒体のお仕事では、
最小限の人員構成で行われることが多い上に、それぞれの領域ではかなりのスキルを要求されますよね。
わたしもいっぱいいっぱいでがんがっていることが多いのですが、
デザインや全体構成のディレクションを仰せつかった時に
細部に気を取られて全体を見失う状態がいつも心配になります。
みなさんぎりぎりの状態ですのできれいごとは言っていられないのですけど、
最終的に(少なくともデザインの範疇において)目的を全うする客観性を失わないようにするのは
かなり努力が必要だな、と思っています。
はい、お察しのとおり、時差ボケ勤務時間の言い訳をえんえん述べております。w
どこにも属さない、プレーンな瞬間を、一日の中にほんの少しでも持つことで
なんとか全体が整理されます。
わたしみたいな考え方の人間にとっては、GTD管理で改善される問題ではないんだなーと思います。
単純化・並列化を徹底しただけでは解決できない、「面倒な根本理念を都度確認する」みたいな
プロセスがどしても必要みたいです。
言い訳は長いと説得力がありませんね。
「孤独に歩め 悪をなさず 求めるところは少なく 林の中の象のように」
はい、親しい方はお察しのとおり、アニメでこの言葉が気になったクチですから
偉そうなことは何も言うつもりはないのですが、
ブッダの『ダンマパダ』の一節らしいです。
非常に考えさせられる言葉です。また、誤解や曲解も招きやすい感じがします。
わたしは、こんなスタンスでおしごとをすることを選びましたので
こういうことを徹底するよりほかないんだな、と襟を正しております。
学生時代にわけもわからず勉強した、世阿弥の花伝書が、
年齢を重ねるごとに説得力を持って迫ってきます。
簡潔な言葉で真理をついているものって、すばらしい&ありがたいですね。